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【企業の仕組】年功序列の企業の特徴を3つ紹介!【年功序列制で出世対策】

年功序列とは?

年功序列ってどんな事?

今の時代も年功序列制ってあるの?

出世できないの?

日本の企業の中には、「年功序列」を重んじる企業があります。

年功序列の企業に就職・転職すると、多くの縛りや制限があるため、思うように働けない・活躍できない可能性があります。

そこで、今回は年功序列の仕事とはどんな特徴があるのか、紹介していきます。

目次

年功序列とは?

年功序列とは、簡単に言うと「入社した順番で社内でのポジションが決まる」ことを意味します。

入社したのが早ければ、早いほど社内で良いポジションに就くことができるのです。年功序列の企業には、以下の3つの特徴があります。

実績は関係ない

年功序列の場合、どんなに活躍して実績を出しても関係ありません。

同期や上の世代よりも目立った実績を出しても、上の世代よりも出世することは叶いません。

実績が出世の判断基準になっていないのです。あくまで、出世するのは「入社したのが早い人」ですので、自分より実績や能力が劣っていても、上の世代の方が早く出世してしまいます。

つまり、どんなに活躍しても、出世できないのです。

入社したのが最も遅い場合は、周囲の人たちが出世するまで、自分が出世することはありません。言い換えれば、出世がないため、給与が上がることもありません。

多くの企業が年間の実績や成績を基に昇給・賞与を判断します。

しかし、年功序列の企業の場合、どれだけ社歴が長いかが昇給・賞与のポイントになるため、社歴の浅い人は短時間で出世はできないのです。

若者が育ちにくい

若手の多くがキャリアを磨く、年収UPのために精力的に仕事に励みます。

しかし、年功序列の企業に入社すると、そのどちらも満たすことができません。出世が自分まで回ってくるのが長い場合は、その間同じ仕事をずっと続けることになります。ですので、キャリアの幅を広げることは叶いません。

仕事内容に変化がなければ、給与がUPすることもありません。つまり、出世が回ってくるまで、年収UPも叶わないのです。

年功序列の企業の場合、努力や結果がそのまま自分に還元されないと言えます。

上の意見しか通らない

年功序列の企業は若手の意見が通らない可能性があります。

企業の方針は上役や社歴の長い人が判断してしまうのです。いくら企業によって、良い意見があっても社歴が浅いだけの理由で反映されずに消されてしまいます。

また、仮に意見が通じても、発言者は上司や社歴の長い人の意見に変わってしまいます。つまり、年功序列の企業では上の意見しか通らないのです。

年功序列の企業の特徴

年功序列の企業は時代の変化と共に年々、減少しています。

競争が激化している中、どの企業でも社歴の長いだけの人よりも、実勢を出せる勢いのある人が重要視されているからです。

しかし、以下の3つの企業はいまだに年功序列を重要視している傾向にあります。

大手企業

大手企業の場合、会社の名前が大きく業績が安定している分、挑戦をしなくても一定の業績を上げることができます。

つまり、社内の新陳代謝を上げずとも企業として成り立つため、年功序列のままでいるのです。

また、大手企業は決定権が上司や上役にあることが多いです。若手が躍起になって活躍しても、上司はその分適切な評価を下して、出世の道を開こうとはしません。

さらに、社歴の長い人にとって、有利な縛りや成約もあるため、若手は働きづらい環境だと言えます。

創設年数の長い企業

創設してから40年、50年と続く企業は年功序列を重んじている可能性があります。その理由は「社歴の長い人たちが企業に貢献している」考えが定着しているからです。

そのため、社内の方針や事業について、社歴の長い人たちだけで決定してしまいます。

社歴の浅い人が何か発言しても「若手が偉そうに言うな」と言われてしまう傾向にあります。

スキルや能力のない人が上司になった場合は過去の自慢話を永遠にされるだけでなく、適切な評価を下してくれませんので、望むような活躍を果たせないかもしれません。

若手のいない企業

年功序列の企業は若手の意見が反映されないため、若手の離職率が高い傾向にあります。

言い換えると、「高年齢層ばかりが多く、若手のいない企業は年功序列を重要視している」と読み取ることができます。

年功序列の企業は社歴の長い人ほど、年収が高く待遇も良くなるため、退職する人が少ないです。一方、若手はその地位まで登り着くには数年以上かかるため、出世が望めず退職してしまいます。

ですので、若手の育たない企業は年功序列を重んじている可能性があると覚えておきましょう。

年功序列の企業で活躍するには?

年功序列の企業で活躍する為には、実績を出すことが重要ではありません。主に重要なことは以下の2つになります。

上司と良好な関係を築く

上司と良好な関係を築くことは、年功序列の企業で活躍するためには欠かせません。

自分の出世の番が巡ってきた際、他にも同期がいた場合、出世の椅子を争うことになります。この時、普段から上司と良好な関係を築いていれば、上司が他の同期ではなく、自分を推薦してくれる可能性があります。

つまり、出世できるかどうかは上司にかかっているのです。

いざという時、自分の味方となる存在を1人でも増やしておくことが大切なのです。普段から上司に愛想良くしたり、上司の機嫌取りなど、面倒なことでも率先して行っていけば、年功序列の企業でも上手く働くことができます。

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目立たない

年功序列の企業で目立った行動を取ると、疎外される可能性があります。

そして、出世の道に外れ、社歴が長くなっても役職者にもなれなくなります。そうならないためにも、目立った行動を取ることは控える事が得策です。

勿論、人よりも秀でた実績を出すことは問題ありません。問題視されるのが社歴の長い人に悪く思われるような行動を取ることです。

 社歴の長い人の立場を悪くするような行動は、嫌われる傾向にあります。改革をした方がいいと思い、推し進めても己の保身を図る上司によって、出世の道を塞がれてしまいます。

年功序列だからと言って、そのまま出世を果たせるとは限りません。目立った行動は上役や上司に嫌われる原因となります。ですので、なるべく目立たないで仕事することをお勧めします。

【まとめ】

マサ

年功序列の企業の特徴を3つ紹介しました。

  1. 実績は関係ない
  2. 若者が育ちにくい
  3. 上司の意見しか通らない

若手のいない企業は、年功序列を重要視している傾向にあるという。

競争社会に突入したことで年功序列の企業は減少していますが、まだまだ存在します。仮に新卒で入社、中途で転職してしまうと、独自の縛りや決まりに苦労する可能性が十分あります。今回紹介した特徴を覚えておくと、きっと役に立つかもしれません。

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