彼が転職が多くて結婚して良いか悩む
安定した職について欲しい
結婚したいけど他にやりたい仕事がある
今時の若者は、結婚をコストパフォーマンスで計る!などと言われています。
寂しさを感じる反面、損得を考えざるを得ない面もあります。
本記事では、転職の頻度が高い彼氏(彼女)と結婚を考える時、何を基準にどう考えるべきか、ご紹介します。
目次
結婚の条件としての年収

我が国日本では、残念ながら数十年に渡り、賃金がアップしていないそうです。
少子高齢化に伴い、人口の減も見込まれる中、経済成長が期待できない、子どもができてもお金が無くて育てられない、といった、なかなかにして暗い話題が飛び交っています。
本来はおめでたいはずの結婚においても、対費用効果に鑑みると、独身の方が得をするのではないか、煩わしさばかりでメリットがないのでは、といった意見も出ています。
婚姻はあくまで義務ではなく制度です。最終的には個人の自由ですので、強制力はありません。
とはいえ、やはり愛情を持った人と、長い人生を共に歩んでいきたいと思う人も多いでしょう。
長い目で見れば、経済的な素地は重要であり、年収もその人が持つ要件に他なりません。職業自体に貴賤はありませんが、現実的に考えれば、お金は無視できないでしょう。
転職の頻度と年収の関係

最近は転職自体、珍しくなくなりました。年功序列型の雇用形態に変化が生じ、日本でも欧米のようなジョブ型雇用導入の動きも出てきています。

結婚の条件としては、現実的には外せない年収ですが、転職によって増える人もいれば減る人もいるのが現状です。
特に40代から50代での転職は、年収が減ってしまう人の割合が多くなっています。特に大企業から中小企業に職場を変えるとなると、今までの年次を重ねてほぼ自動的に給料が上がった環境から、劇的に変化しますので、致し方ないことかもしれません。
他方、比較的若い世代であれば、生活に支障を来すほどの変化はないように見受けられます。
あまりにも回数が多いと、採用する企業側も色眼鏡で見てしまいますが、転職の頻度そのものが年収に直結することは、特に若年層ではあまり考えなくてもよさそうです。
転職頻度と忍耐力や協調性

経済面ではさほど懸念はなくても、転職回数が多い彼氏(彼女)との結婚は、何となく違和感があるかもしれません。
就職より就社の文化が色濃く残る日本では、忍耐力や協調性に難があるため、会社を転々としているのではないか、という疑義があるからだと思われます。
「石の上にも三年」や「若い内の苦労は買ってでもしろ」といった言葉があるように、会社に入ったら少なくとも数年は、与えられた環境でがんばりなさい、という雰囲気があります。
すぐに辞めてしまうのは忍耐力が無いから、と思ってしまう教育的背景も存在します。
また、同僚とうまくいかないから辞める、それは本人に協調性が無いからだ、と考えてしまう人もいるでしょう。
結婚には我慢や妥協も必要ですが、もし本当に忍耐力や協調性が無い人であれば、これから訪れる新生活に、不安を覚えるのも無理はありません。
捉えるべきは転職の事由

しかし、転職が多い人は、本当に堪え性が無かったり、人付き合いが下手なのでしょうか。
人生における一大イベントである結婚まで考えている相手です。一度冷静に振り返ってみてください。パートナーの方は、投げ出す形で会社を辞めているのでしょうか。
ある会社に入ったものの、就社ではなく就職を目指し、職場を変えているかもしれません。
本人にとってはいたって前向きであり、後ろめたいことはありません。また結婚するからには、所帯を持つからには、安定した収入を目指して、転職している可能性もあります。
介護の関係で、時間に融通の利く会社を探していることも考えられます。
この場合は「家族思いの人」と評価できます。したがい、転職の回数ではなく、その理由を捉えることが大切です。不安を感じるようであれば、節度を持って彼氏(彼女)に率直に聞いてみましょう。
最後はひざづめで話し合い

結婚は双方にとって大事な転換期です。
仕事のこと以外にも、話し合わなければならないことがたくさんあります。職業や年収の話、転職の理由ぐらい分かり合う姿勢が無ければ、婚姻には至らないと考えた方がよいでしょう。
愛情をささげたお相手です。転職が多いけど大丈夫かな、という疑問を払拭するためは、トコトンまで納得がいくまで話し合うことが、唯一の方法ではないでしょうか。
【まとめ】

本記事では、彼氏(彼女)と結婚する際、相手が転職を繰り返しているけれど大丈夫だろうか、という不安を感じられた方に、どう考えるべきか、どのような行動を取ればいいか、解説してまいりました。
人生の時間の大半を過ごす仕事の場です。
どうしてもその人の性格、個性が反映されるでしょう。しかしながら、転職の回数という表面上の事象ではなく、本質を捉えることが重要です。
幸せな時を迎える皆様に、本稿が少しでもお役に立てば幸いです。