上司との人間関係がうまくいかない
上司の顔が見たくなさすぎて仕事に行きたくない。
どうしたら楽しく仕事ができる?
親ガチャという言葉があります。子どもは親を選べない、どんな親に当たるかは運次第、という意味ですが、会社の上司も同様です。
もし合わない人と、上司部下の関係になってしまったら、どう付き合うべきでしょうか?
本記事ではストレスフリーを目指し、対策をご紹介します。
目次
退職理由として上位にあげられる人間関係

別記事にて、会社員の3割は、入社後3年以内に離職していることを述べました。
結果として転職市場が活性化していますが、退職理由についてはどのようになっているのでしょうか?
待遇が悪い、労働環境が劣悪といったさまざまな原因が、アンケート結果から判明しています。
人間関係の悪さも、常に上位に入っている離職事由です。睡眠以外の時間をかなり消費する仕事において、同じ職場で一緒に働く人との関係性が悪いと、精神衛生上大変負担です。

極端に言えば、人生の浪費を引き起こし幸福度を下げることにも繋がります。
特に上司との関係が悪いと、ストレスは相当のものになります。上長である限り、立場は常に相手方が上であり、時には理不尽な命令を下されることにも耐えなければなりません。
相性に問題があると、他の同僚よりも、心への影響は多大なものとなるでしょう。
相手を変えるより自分が変わる姿勢

日本の年功序列型雇用形態では、上司は年上のことが多いかと思います。
相手方は自分より人生経験を多く積んでおり、その分考えを変えたり年下の言うことを聞き入れることが難しい状況です。
したがいここでは上司を変えるより、自分が変わる方向性で考えましょう。
パワハラ上司であれば、なぜパワープレイに出るのか、冷静に観察することから始めます。
発言の中身は実は真っ当で、言い方の問題かもしれません。また時にはお腹に力を入れて、とにかく傾聴してみるのも効果的です。心が通じ合う可能性もあります。
周囲の人の言うことを、まったく聞き入れない自己中心の上司はどうでしょう。口下手なだけで、部下からの声がけを待っているかもしれません。
自分から何でもいいので相談したり、嫌味にならない程度に褒めそやしたりすると、厚遇してくれることもあり得ます。
無気力無関心の困った上司にはどう出るか考えてみます。仕事とは関係のない日常会話から、活路を見出せる可能性は無いでしょうか。
いざとなったら上司のそのまた上司に掛け合い、改善してもらえるよう、間接的な行動に出るのもよいでしょう。
何のための会社か改めて確認

職場でいくら自分の行動を変えても、上司側が変わってくれなければ、視点を変えてみましょう。
自分の心持を違う形に変化させるのも、ストレスフリーを実現する手法の一つです。
当該上司とは会社という組織の中の付き合いであり、自分という個人とは関係ない、という思考です。
そもそも会社は部活動やサークルではありません。民間企業であれば、利益達成という目的のために、たまたまその場所に参集した人間を同僚と呼びます。
本来的にはお互いの人生に関与することなく、また責任も取れないドライな間柄になります。
合わない上司がいたとして、なぜこの人のために自分の心が乱されなければならないのか、時間を無駄遣いしなければならないのか、と開き直ってみると、頭がクリアになるかもしれません。
少し寂しい気もしますが、自分の変え方の一つとして、試してみていただければと思います。
あえて前向きに捉えた転職を実行

離職の理由にあげることが多いということは、それだけ一般的であるとも言えます。
自分のせいではないので何だか悔しいですが、何を試みても合いそうにない上司であれば、会社を変えることを考える必要があります。環境を変えることは、逃避ではありません。
ここで注意したいのは、変えるのは会社であって、職の変更は要しないことです。
上司はキライでも仕事は好き、という人にとって、他人が起因する退職はつらいものですが、仕事そのものは続けることができます。同業他社への転職を第一に考えてみましょう。
転職という選択は、決して恥ずかしいことではないのですが、責任を取れるのは自分だけです。
嫌々ながら職場を変えても、元上司への恨みつらみは拭えません。強引にでも前向きになりましょう。結果として自分をストレスフリーの状態に導くことができます。

【まとめ】

本記事では、会社で合わない上司と出会ってしまった時、いかにストレスフリーな環境を作り出せるか、自分から物事を変えるという視点で、対策を紹介してまいりました。
冒頭では、親は選べないことを意味する親ガチャに触れました。また、毒親という言葉もあるように、家族ですら、人間関係に悩みを抱えることが多々あります。
日本には一億人以上の人々が生活し、その中にはどうしても性格が合わない人がいます。そんな上司に当たってしまったのは運が悪いとしか言いようがありません。
本内容が、少しでも皆様の心を晴らすお役に立てば幸いです。